婚姻届には、「本籍」と入籍後の「新しい本籍」を書く欄があります。
でも、急に本籍と言われても何のことかサッパリ分からないですよね。
そこで今回は
・「本籍」の意味
・現在の本籍の調べ方
・新しい本籍の決め方
を紹介します。
本籍がよく分からない方は、ぜひ最後まで読んでみて下さいね！
目次
婚姻届の「本籍」「新しい本籍」ってどういう意味？
本籍とは、簡単にいうと「戸籍を置く場所」のことです。
要チェック!!そもそも戸籍とは、
・生年月日
・出生地
・両親の氏名
などが記載された“あなた自身を証明するための書類”です。
住民票は「現在、あなたがどこに住んでいるか」を証明する書類なのに対し、戸籍は「あなた自身の証明」ということになります。
入籍前は、一般的にご両親と同じ戸籍に入っているので
「ご両親の本籍＝あなたの本籍」
になりますが、入籍するとご両親の戸籍から出て、夫婦の新しい戸籍が作られます。
この「新しい戸籍」を置く場所が「新しい本籍」ということです。
つまり、婚姻届に記入する「本籍」と「新しい本籍」は
・本籍…入籍前の戸籍を置いている場所
・新しい本籍…入籍後の戸籍を置きたい場所
ということになります。
現在の本籍の調べ方
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①両親に聞いてみる
本籍が分からない場合、まずはご両親に聞いてみましょう。
一般的に、入籍前はご両親と同じ戸籍に入っているので、ご両親の本籍が分かれば、あなたの本籍も分かります。
ご両親が本籍を忘れてしまった場合は、下に書いてある②～④の方法で調べてみて下さいね。
②スマホアプリ+運転免許証で調べる
運転免許証を持っている方は、スマホアプリで免許証のICチップを読み込み、運転免許の取得・更新時に設定した2種類の暗証番号（4桁）を入力することで本籍を調べることができます。
本籍が調べられるアプリは、
・IDリーダー（無料）
・マルチICカードリーダー（無料）
など。
iPhoneの場合、iPhone7以降の機種（iOS13.0以上）であればICチップを読み込むことが可能です。
時間やお金をかけずに本籍を調べられるので、免許証がある方はスマホで調べるのがおすすめですよ！
補足情報あなたが運転免許を持っていなくても、ご両親が運転免許を持っているなら、ご両親の運転免許証で本籍を調べても大丈夫です！
※一般的に、入籍前の本籍は「ご両親の本籍=あなたの本籍」であるため
③警察署で調べる（運転免許証がある方のみ）
「スマホアプリを使うのはちょっと不安…」という方は、警察署でも運転免許証を使って本籍を調べることができます。
警察署に本籍を確認できる端末が置いてあるので、免許証のICチップをかざし、運転免許の取得・更新時に設定した2種類の暗証番号（4桁）を入力することで、本籍を確認が可能です。
ただ、警察署によっては端末の利用可能時間が限られていたり、そもそも確認端末がない場合もあるかもしれないので、事前に警察署へ確認することをおすすめします。
④住民票を取得する
ご両親に聞いても分からず、また運転免許証を持っていない場合は、本籍が記載された住民票を取得することで現在の本籍を調べることができます。
住民票は、現在住んでいる市区町村の役所や行政サービスセンター等で取得することができ、手数料は300円前後の自治体が多いです。※自治体によって手数料の金額は異なります。
役所が遠かったり、役所へ行く時間がない方は、郵送で請求することも可能です。
本籍入りの住民票を取得するには、住民票の請求申請書内にある「本籍を記載する」という欄にチェックを入れる必要があります。
例えば、熊本県の長洲町の住民票請求申請書はこんな感じです。
画像出典元：「長洲町公式ホームページ」
自治体によって申請書の形式は異なりますが、どこかに「本籍を記載する」というチェック欄があるはずなので、チェックを忘れないようにしましょう！
入籍後の新しい本籍は自由に決められる
と分からない方も多いと思いますが、実は入籍後の本籍は自由に決めることができます。
「”自由”と言われても、どこにすればいいの…？」と思う方も多いと思うので、ここでは新しい本籍としてよく選ばれる3パターンを紹介しますね。
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1.どちらかの本籍を入籍後も使う
一番簡単なのが、どちらかの「現在の本籍」を入籍後も使うこと。
「ここを本籍にしたい」という希望が特にない場合は、入籍前と同じ場所を本籍にすることもできます。
ちなみに、「「本籍」「新しい本籍」ってどういう意味？」でも言ったように、入籍後は夫婦の新しい戸籍が作られるので、仮にどちらかの入籍前の本籍を引き続き使うとしても、ご両親と同じ戸籍に入るわけではありません。
本籍自体は同じ場所ですが、夫婦だけの新しい戸籍になります。
2.現在住んでいる場所を本籍にする
また、現在住んでいる場所を本籍にするという方法もあります。
その理由は、戸籍謄本（抄本）が取得しやすいから。
というのも、戸籍関係の書類である戸籍謄本や戸籍抄本は、基本的には「本籍を置いている市区町村の役所」でしか取得できません。
※行政サービスセンターや出張所など、役所以外で取得できる自治体もありますが、役所以外で戸籍関係の書類取得できるかは自治体によって異なります。
・戸籍抄本（こせきしょうほん）…戸籍の内容の一部をコピーしたもの
つまり、東京ディズニーランドを本籍にした場合、浦安市役所でしか戸籍謄本（抄本）を取得できないんです。
もちろん、戸籍関係の書類は郵送で取り寄せることができるため、わざわざ浦安まで行く必要はありませんが、現在住んでいる場所を本籍にすれば、近くの役所でサッと戸籍関係書類が取得できます。
「書類の取得しやすさ」を重視するなら今住んでいる場所を本籍にするのが一番ラクです。
補足情報戸籍関係の書類はひんぱんに取得するような書類ではないので、個人的には「取得のしやすさ」はそこまで重視しなくてもいいと思っています。
一生同じ市区町村に住み続けるなら話は別ですが、引っ越したら結局郵送等で取り寄せることになるので…。
3.好きな場所や思い出のスポットにする
一番おすすめなのは、二人が好きな場所や、プロポーズをされた思い出のスポットを本籍にすること。
本籍として人気のスポットは、
・東京ディズニーランド
・皇居
・甲子園球場
など。
入籍後の本籍は自由に決めることができるので、例え千葉県に住んでいなくても本籍を東京ディズニーランドにすることができるし、皇族ではなくても皇居を本籍にすることができます。
ちなみに私たちは、付き合い始める場所となったカフェを本籍にしました！
戸籍を取得する場面は少ないですし、郵送で取り寄せることができるので、住んでいる場所に近いかどうかはあまり気にする必要はないと思いますよ♪
入籍後の本籍が決まったら、婚姻届選びをはじめよう！
入籍後の本籍が決まったら、婚姻届選びをはじめましょう！
役所で貰えるノーマルタイプの婚姻届の他、最近は可愛いデザインの婚姻届がたくさん出ているんです！
婚姻届を2枚書き、1枚は役所提出用、もう1枚は思い出として取っておくのもおすすめですよ。
婚姻届は、二人が夫婦になる大事な大事な書類なので、ぜひ「これだ！」と思える婚姻届を探してみて下さいね♡
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